動物病院アニマルプラス
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免疫細胞療法

免疫細胞療法とは
動物自身の細胞を活用して
免疫力を高める治療法です

動物には病気やケガに対して自分で治そうとする免疫力(白血球中のリンパ球)があり、体内に起こった異常や、
体の中に侵入した細菌やウイルスを攻撃して死滅させようとします。
免疫細胞療法は、このような生まれつき備わっている免疫力を高めることで、がんなどの発症や進行を抑えようとする治療方法です。

免疫細胞療法の特徴

  • 三大療法との組み合わせで相乗効果を期待できます

    免疫細胞療法は他の三大療法(外科療法、放射線療法、化学療法)を受けていても併用して行うことが可能です。
    免疫細胞療法で免疫力を高めることにより、他の治療の効果を損なうことなく、治療全体における効果の向上が見込めます。

  • 進行中のがんや転移がんの動物たちにも生活の質を守りながら治療が可能です

    進行がん・転移がんの治療の多くは、抗がん剤の投与などの化学療法が主流になりますが、治療薬の多くは正常な細胞にも作用がおよぶため、投与量や場合によっては動物たちが副作用に苦しむことがあります。
    これに対し、免疫細胞療法は、動物たち自身の体の中にある免疫細胞を使うので、副作用の発現もごく稀で、普段通りの生活の質を保ちながら行うことが可能です。

  • 術後の再発予防にも有用な療法です

    多くの場合、がんなどの外科手術後の再発予防には化学療法が用いられますが、それでも療法の全日程が終了した後の再発の可能性をゼロにすることはできません。免疫細胞療法には、大きながんを一気に小さくするような劇的な効果はあまり求めることができません。しかし目に見えない小さながん細胞を攻撃できるという点では、術後の化学療法後に十分な役割を果たすことが期待できます。副作用が少なく、体への負担も少ない治療として、ひとつの選択肢です。

免疫細胞療法の種類

アニマルプラスが提供している免疫細胞治療には治療に活用する細胞の種類や培養方法の違いにより、
活性化リンパ球(CAT)療法(αβTリンパ球療法)と、樹状細胞+活性化リンパ球(DC+CAT)療法があります。
動物たちのコンディションや症状、現在受けている治療との併用効果などを考慮して選択し、条件に適した治療を提供します。

  • 活性化リンパ球(CAT)療法(αβTリンパ球療法)

    がんに対する攻撃力が最も強い細胞のひとつであるTリンパ球を活性化、増殖して体内に戻す療法です。Tリンパ球の多くがαβT細胞であるため(約90%)この名前がつけられています。この療法は免疫細胞の働きを総合的に高める効果があります。早期がんから進行したケースまで幅広く適用されますが、近年では抗がん剤と併用することで、動物たちの体力や体調を良い状態で維持し、がんと闘う力(免疫力)を高める目的や、手術後の再発予防を目的とした使い方で効果を発揮しやすいと考えられています。

    活性化リンパ球(CAT)療法(αβTリンパ球療法)
  • 樹状細胞+活性化リンパ球(DC+CAT)療法

    樹状細胞はがん細胞などの異物を認識し、その情報をTリンパ球に伝える司令塔の役割をします。1個の樹状細胞で数百~数千個のTリンパ球に情報を伝えることが可能と言われていて、情報を伝えられたTリンパ球は異物を攻撃する能力を獲得し、免疫反応を起こします。手術で取り出したがん組織がある場合は、攻撃対象をインプットした樹状細胞を体内に戻す事により、がんを狙い撃ちするなどの免疫力をさらに向上させる事が可能で、攻撃力の高い免疫反応が期待できます。

    樹状細胞+活性化リンパ球(DC+CAT)療法
  • 技術・安全性について

    採取した血液は、当院に設置しているコンタミフリー細胞培養装置にて免疫細胞を取り出し、約2週間かけて増殖して活性化させます。こうした細胞医療においては、本来は体内にある細胞を生きたまま体外で培養・加工するため、極めて高度な安全・品質についての管理体制が求められます。
    アニマルプラスでは、株式会社J-ARMより免疫細胞治療に関わる施設・設備、技術・ノウハウ、システムなどの総合的なサポートを受けながら、常に最新かつ安全性の高い環境で、高品質な細胞加工を安定的に行っています。

よくあるご質問

  • がんは治りますか?

    免疫療法では進行がんや末期がんを完全に治癒するのは難しいと言われています。一方で進行を止めたり、再発を防止する効果、生活の質(QOL)を改善する効果は大いに期待できます。がんは再発が最も危険ですので、手術後に再発を防止するために治療することは効果的だと考えられます。

  • 副作用はありますか?

    副作用は軽い発熱がたまにみられる程度です。自己のリンパ球ですので、重篤な副作用の報告はありません。

  • 投与頻度はどのくらいですか?

    投与の間隔、回数は、病状を見て相談して決めます。標準的な治療では、2週間に一回投与を4~6回、その後は月に一回投与を4~6回行います。その後、検診にて、治療の終了、中断、継続を検討します。

  • 他の治療との併用はできますか?

    可能です。抗がん剤や、放射線治療、あるいは漢方療法等との併用は、お互いの治療タイミングを考慮して頂ければ、むしろ高い効果が期待できる可能性があります。併用にあたっては獣医師にご相談ください。

  • 入院は必要ですか?

    点滴は45分程度で終わります。動物の状態によりますが、半日程度は念のために預からせていただけると安心です。

  • 費用はどのくらいかかりますか?

    投与回数、免疫細胞療法の種類により異なりますので、獣医師にご相談ください。