動物病院アニマルプラス
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チョコレート誤食

動物の種類
年齢 5歳
診療科目
症状 2時間前にチョコクロワッサンを2個食べてしまった 今のところ体調面に変化はない

治療方法

誤食してからまだ2時間とのことだったため、催吐処置を実施したところ、チョコレート混じりの液体を吐いた。 循環維持および毒物の利尿を促すために点滴治療を実施し、毒物の吸着・排泄を目的として活性炭製剤の内服薬を処方した。 その後も特に体調に変化はなく、経過は良好であった。

治療・術後経過

チョコレートの匂いや味はわんちゃんにも好まれる傾向があるため、チョコレートの誤食はよくみられる誤食のうちの1つです。しかしながら、わんちゃんはチョコレートに含まれるカフェインやテオブロミンの分解能が低いため、過剰な摂取により中毒を引き起こしてしまいます。症状としては、嘔吐、下痢などの消化器症状、震えや痙攣発作、頻脈や不整脈などがみられ、重篤な場合には死に至ることもあります。中毒症状が生じるかどうかは、その子の体格やチョコレートの摂取量・種類によって異なるため、少量の摂取であったとしてもまずは獣医師にご相談ください。また、消化管粘膜からのチョコレートの吸収を防ぐためには、誤食後できるだけ早く(1〜3時間以内)催吐させる必要があるので、誤食してしまった場合にはすぐにご連絡ください。