アニマルプラスの特別なメディカルケア
指の腫瘍
動物の種類 | 犬 |
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年齢 | 15歳歳 |
診療科目 |
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症状 | 後ろ足の指の部分に腫瘍ができて大きくなってきた |
症状概要
今回の症例では、ここ数ヶ月で腫瘍が急速に大きくなったということで来院した。感染を伴っていたため患部からは膿が分泌され、痛みのせいで後肢を気にして歩く様子もみられた。
治療方法
指先の部分は、感染を起こして腫れることも多く、感染か腫瘍かの見極めが重要である。まずは細菌感染を伴っていたため、抗生剤の投与と患部の消毒で感染の治療を行った。腫瘍の大きさが3センチ近くなっていたため、指ごと摘出するため断指術を行った。
治療・術後経過
指の腫瘍には、さまざまな腫瘍がある。一般的には高齢になってできるものほど悪性の可能性が高く、犬では扁平上皮癌が1番多く、次いで悪性黒色腫が多い。そのほかにも軟部組織の悪性腫瘍や、良性腫瘍、骨肉腫の可能性がある。診断には生検が必要である。 今回の症例では、病理結果で皮脂腺上皮腫との診断であった。腫瘍は完全切除されており、再発がないかの経過チェックをしながら現在経過観察を行っている。