アニマルプラスの特別なメディカルケア
外歯瘻
症状概要
外歯瘻とは歯周病が進行した結果、歯の根本が化膿し、生成された膿の出口として皮膚を突き破って出てくる現象のことを指します。皮膚を突き破って出てくる以外にも鼻の中(鼻腔)に穴が開き、鼻から膿が出てくるケースもあります。目や鼻から膿や血が出てくるので、皮膚や目の病気と思って来院されるケースが多い病気です。
治療方法
治療としては全身麻酔での「抜歯」が必要になります。 しかし抜歯は非常に時間のかかる手術になるケースが多いので、高齢であったり、基礎疾患があるなど麻酔のリスクがあると判断された場合には、スケーリング(歯の表面の歯石などをきれいに落とす)で口腔内を清潔にするのみで処置を終えることもあります。 予防としてはもちろん毎日の歯磨きが重要になります。歯周病は本疾患のみならず、様々な病気の引き金になることが知られています。愛犬のしつけトレーニングの一環として歯磨きを行うようにしましょう。