アニマルプラスの特別なメディカルケア
異物誤飲
動物の種類 | 猫 |
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年齢 | 0歳 |
診療科目 | |
症状 | 前日から嘔吐がみられ、食欲元気がない |
症状概要
来院前日から嘔吐が複数回みられ、ごはんも少量は食べましたが嘔吐してしまったとのことで来院されました。お腹が痛いのか、元気もないとのことでした。元々いろいろなものをかじる癖があるそうでした。 血液検査では異常は認められませんでしたが、超音波検査にて胃と十二指腸にうっ滞がみられました。消化管のバリウム造影検査では、胃から十二指腸へバリウムが流れず、幽門部での異物閉塞の可能性が疑われました。
治療方法
消化管閉塞の可能性を疑って試験開腹を提案したところ、オーナーの同意が得られたため実施しました。胃幽門部と十二指腸においてそれぞれ異物の閉塞が認められたので、胃切開および腸切開を実施しました。胃と十二指腸いずれにおいても、布のような素材のものが摘出されました。
治療・術後経過
入院にて点滴治療を行いながら経過をみましたが、術後2日目にはよく動き回り元気が出てきた様子でした。術後3日目から少量ずつご飯を与え始めましたが、食欲も旺盛で食べた後にも嘔吐が認められなかったため、術後4日目に退院としました。