アニマルプラスの特別なメディカルケア
帝王切開

動物の種類 | 犬、トイプードル |
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年齢 | 8歳 |
診療科目 | |
症状 | 最近、体重が増えてお腹が大きくなってきた、とのことで来院。同居に去勢してない雄犬がいる。元気食欲や一般状態は問題ありませんでした。 |
症状概要
身体検査で腹部膨満、乳腺の張りがみられました。発情出血のタイミングや交配したかどうかもはっきりとはわからないとのことでした。 腹部のレントゲン、エコーにて、胎児が描出され、胎児の心拍も確認できました。 レントゲン上で胎児が確認できるのは45日以降で出産は妊娠60日前後なので、すでに妊娠後期と判断できます。
治療方法
出産に向けてのおうちでの準備を進めてもらいました。また、母犬の体重の定期チェック、体温の変化を記録してもらいました。 妊娠診断から2週間後の診察で、母犬の体温の低下が認められました。体温低下が認められてから、24時間経って翌日になってからも出産が始まらないため、帝王切開を実施しました。
治療・術後経過
全身麻酔下で帝王切開を行うので、迅速に胎児を取り出す必要があります。麻酔をかけてから15分ほどで2頭の胎児を取り出しました。 2頭とも摘出されてから正常に呼吸を始め、その後しばらくして自力で母犬から初乳を飲み始めました。