2014.11.11
マルチーズ親子
こんにちは。獣医師の長滝谷です。
実は最近、うちのマルチーズ親子が心臓が悪くなり(なぜか2人同時に)、お薬を飲み始めました。
ママのみーむ(左)と、息子のふぁーふ(右)です。
お誕生日が1日違いで、来月12月3日にみーむが10歳に、12月2日にふぁーふが8歳になります。
検査したところ、2人とも僧帽弁閉鎖不全症という病気でした。
この僧帽弁閉鎖不全症は、小型犬に多く、初期はほとんど症状もありません。
よく寝る・ちょっと走ったら疲れやすい・昔に比べて動きが鈍い、こういった症状はシニア犬なら誰でもあると思います。
「年のせいかな~」と思っていると見逃してしまうことがあります。
実際にうちの子たちも聴診をしていなければ分からなかったと思います。
とにかく元気で寝てばかりということも全然ありません。
2人のお姉ちゃんである12歳のヨークシャテリアのさんちゃんは、最近寝てばかりなのですが、
彼女は心雑音はありません。
何歳だからなる、というものでもなく、どの犬種にもある病気なのです。
残念ながら病気の進行完全に止めることは出来ませんが、
お薬などで心臓の負担を取ることによってわんちゃんの寿命が大幅に伸びることも多々あります。
我が家のわんこにゃんこ達もかなりシニアになってきています。
シニアな子達と過ごす穏やかな時間も素敵なものだと思います。
でも若い時よりももっともっと不調ののシグナルにピーンとアンテナを張って、
何かあればすぐ見つけてあげられるよう気をつけていきたいと思っています。