2014.07.27
メタボリックシンドローム
こんにちは、獣医師の山口です。
梅雨も明けて、本格的な夏が始まりましたね。
先日の海の日はお休みをいただいて、友人の結婚式に行ってきました。場所は東京ディズニーランド!結婚式後はリゾート内を回りましたが、1歳8か月の息子には乗れるアトラクションは少なく、少し来るのが早かったようです。
話はそれましたが、今日はメタボリックシンドロームについてお話します。
人で良く聞くメタボ。犬猫でも実は問題となっています。
脂肪の多い食事(主にジャーキーや人の食べ物など)、運動不足(散歩に行かない)などから内臓脂肪蓄積が起こり、その結果、糖尿病、高脂血症、高血圧、心臓病の誘発などに繋がります。
特に猫は、独特の糖脂質代謝メカニズムから、犬に比べインスリン(血糖値を下げるホルモン)抵抗性を誘発しやすく、メタボリックシンドロームにも陥りやすいのです。
糖尿病、高脂血症などの糖脂質代謝異常は、一度なってしまうと非常に治りにくく、予防が最適の治療と考えられ、予防の為には早期診断が最も重要です。
院内で出来る血液検査や身体検査から、メタボリックシンドロームの予備軍かどうかがおおよそ推測が出来ます。気になる子がいましたら一度ご相談下さい。