動物病院アニマルプラス
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2017.09.01

レプトスピラ症という病気について。

image獣医師の長澤です。 今回は身近な病気でもあるレプトスピラ症について説明したいと思います。   レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌が感染することによって肝障害や急性腎不全などを起こす病気です。感染しても特に症状が現れないことも多いですが、重篤になれば命に関わることもあります。レプトスピラ症は人獣共通感染症でもあり、保菌者であるワンちゃんやネズミの尿によって水源や食物が汚染されることで、人にも感染することがあります。 レプトスピラに感染しても、特に症状の現れないまま経過し、自然治癒する不顕性型が多く見られます。この場合は回復後、長期間、尿とともに菌を排泄して、ほかの動物への感染源となります。この尿によって、散歩中のワンちゃんの感染が起こります。 一方で症状が現れるものには、出血型と黄疸型があります。出血型は、レプトスピラ・カニコーラという種類の菌に感染した場合に起こります。主に40℃前後の高熱、嘔吐や血便などをもたらし、末期には尿毒症を起こして、高い確率で死に至ります。 もう1つの黄疸型は、レプトスピラ・へクテロヘモラジーという種類の菌に感染した場合に起こります。こちらは主に黄疸、嘔吐、下痢、口の粘膜の出血症状などをもたらします。出血型よりも症状の重いことが多く、ひどい場合は発病後わずか数時間から数日で亡くなるケースも見られます。 発症すると、この細菌自体をやっつける以上に上に書いた黄疸や腎不全の治療が非常に厄介となります。このような病気を起こさせないためにも他のワンちゃんの尿に近づけない、レプトスピラ症の入った予防ワクチンを打つ事、当院では7・8・9種のワクチンがこれにあたります。ワクチンを打つ際にはどんな病気を予防出来るのか、種類はどう違うのかなど、遠慮なく獣医師まで質問・相談下さい。