2015.11.28
今年の動物臨床医学会年次大会
こんにちは、獣医師の山口です。
今年も11月22日に動物臨床医学会に参加させていただきました。11月20日、21日、22日と獣医師の出勤状況が変更になりご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
今年はウサギの臨床(モーニングセミナーのため朝食付き)、肺高血圧症について、広がる抗寄生虫薬(ランチョンセミナー)、外耳炎治療の最新治療、そして症例検討会の出席でした。
ウサギはエキゾチックアニマル分野として獣医学的には区分されますが、そのエキゾチックアニマルの中でも一番アニマルプラスに来る動物でしょう。なによりストレスに弱いウサギは保定やストレスを減らして診ることが重要です。最新の治療やより良い扱い方など、朝から長澤先生(同じ空間にいたみたいですが広い会場よりお互い気づかず)としっかりと頭に入れてまいりました。
次の肺高血圧症の最新治療、診断法は、一言で言うと「診断が難しい」です。基本的に呼吸器・循環器は緊急性も絡んでくるため、その診断、治療が急がれます。実際その子が来たときに慌てないよう、日々頭の中でのトレーニングが必要だなと改めて感じました。
ランチョンセミナーでは、ネクスガードについてです。もうご存知の方も多いですね。フィラリアも同時駆虫出来るタイプも近々出るみたいです。
外耳炎は最も多い病気といっても過言ではないでしょう。単純そうでなかなか治らない厄介な病気です。その新しい薬剤が出たため、そのデータや使用方法などを学びました。
症例検討会は、それぞれの動物病院で行われた治療が奏功した症例やその処置が適切だったかなども考えるものです。今回は気胸、抗がん剤の症例検討会に参加させていただきました。日々進化する獣医学を改めて感じました。
明日からアニマルプラスに来られる子にその知識が提供出来るよう、努めさせてもらいます。