日常とは異なる場所へ

　獣医師の古荘です。春はワンちゃんのフィラリアや狂犬病の予防シーズンということもあり、診察をかなりお待たせすることが多く申し訳ありません。少しでも待ち時間を短縮できるよう、当院では来院が2回目以降の方はwebで順番をお取り頂けるシステムを導入しておりますので、ご活用頂ければと思います。

　ところで、皆様ゴールデンウィークはいかがお過ごしされましたか？今年は国内旅行者予想数が過去最大だったそうで、遠くにお出掛けされた方も多いのではないでしょうか？ 旅行に行くなら…個人的には、山よりも海！涼しいところより暑いところ！派なのですが、今年のGWは趣向を変えて、白川郷と立山アルペンルートに行ってきました！

　白川郷は、世界遺産に登録されている昔の合掌造りが残る集落です。山々に囲まれた田園に茅葺きの三角屋根が立つ光景は、まるで昔話の世界です。のんびりするつもりでしたが、事故渋滞で到着がかなり遅れ、朝8時に大阪を出発し到着は夕方4時半…5時すぎから店などは閉まっていき、6時には駐車場も閉まってしまうので、かなりダッシュでの観光になってしまいましたが、日常とは違う異空間を楽しみました。

翌日は標高2600mにある立山の室堂というところへ。今年は雪が少なめだそうですが、この時期でも凄い雪の量で、山々が絶景でした。   しかし、想像以上の強風と寒さ！ある程度防寒対策はしてましたが、寒さに耐え切れず、ここでも足速での観光… というわけで、バタバタした旅行になりましたが、普段とは違う異世界を満喫してきました☆

　ここで山の上で感じたことを一つ。地上とほとんど変わらないくらい薄着の方から本格的な格好の方まで…どこまで準備を持っていくかは、荷物量、行動性、ファッション性、天候予測、下調べの程度など様々な要素から総合的にリスクを判断して（たかが旅行の準備の話で、大げさな文章ですが…^^;）、決まることかと思いますが、性格の違いが表れるなーと思いました。（ちなみに僕は真冬の格好+αでしたが寒すぎて早々に屋内避難、別日程で行った知人は地上の格好+αくらいでしたが気温マイナス3度を気合で楽しんだそうです 笑）

　これは病気にもあてはまることで、こまめに健診を受けられる方やちょっと気になることで来院される方から、できるだけ様子を見られる方まで様々いらっしゃいます。総合的に考えるとどちらがいいというのは難しい問題かもしれませんが、病気を治す上で大事なことは、早期発見、治療であることは間違いありません。 動物は言葉を話さない分、自覚症状もわかりにくいですし、ゆっくりした進行の病気は全く変化がないことも多いです。遊びやご飯が大好きな子は少々しんどくても飼い主さんの前では頑張ってしまいますし、普段からおっとりしている子はしんどいのかハッキリしない子も多いです。

病気の早期発見のためには、備えをしすぎることはないと思いますので、定期健診と些細なこと（と感じる）ことでも、早めに受診されることをお勧めします。

　というわけで、長々となりましたが、連休を頂きリフレッシュしてきましたので、明日からまた頑張ります！