2014.11.09
犬レプトスピラ症とは
こんにちは、獣医師の山口です。
もう気づいたら11月に入り、朝晩は肌寒く感じるようになりました。
皆様、体調管理に気を付けて下さいね。
混合ワクチンを接種している方ではご存じかもしれませんが、今日はレプトスピラ症についてお話します。
犬のワクチンの種類は豊富ですが、その中でも混合ワクチンは多くの感染症を防ぐことの出来る重要な予防の一つです。当院では成犬を迎えたら7種以上の混合ワクチンを薦めていますが、その、7種以上に入ってくるのがレプトスピラ症です。
レプトスピラは、粘膜または皮膚の傷などから侵入してきます。
ネズミ等の尿が主な感染源で死亡率も高く、人にも感染する怖い病気です。症状としては発熱、嘔吐、ショック、肝機能障害、腎不全など多岐にわたり死亡します。
よく散歩する子、山などによく入る子、公衆の場に行く子には感染のリスクが高くなるため、ワクチンにレプトスピラ症が入っているものをお薦めしますが、年齢やその子の状態で接種出来ない場合もあるため一度獣医師に相談してからワクチンを打ちましょう。ワクチンアレルギーなどで体調が悪くなる場合もあるため、出来れば午前中に接種することをお薦めします。