2024.02.15
猫ちゃんの関節痛について
看護師の星山です。
今回は猫ちゃんによく見られる関節の痛み、「変形性関節症」についてお話しします。
肘や膝、股関節などの関節軟骨が傷ついたり変性して、痛みで動きにくくなる慢性的な疾患です。
人と同じように高齢になるほど発症は増加し、
なんと1歳以上では約74%!
12歳超では90%に変形性関節症の疑いがあるというデータがあるそうです。
猫ちゃんには、大好きな飼主さんの前では本能的に痛みを隠してしまう習性があります。
痛がる様子を見せないので、変形性関節症に気づくのが遅くなり、
年をとったから動きが鈍くなったのかな?とか、最近ジャンプしなくなってきたな〜など日常のちょっとしたしぐさが痛みのサインになるので日頃から猫ちゃんの様子をよ〜く観察してみてください。
肥満も関節にとって大きな負担となりますので、ご飯やおやつの与えすぎにも要注意です。
慢性的な痛みは、体だけでなく心にもダメージを与える為、不機嫌になったり、気性が荒くなったり、気分や性格にも変化が見られる事が多いです。
少しでもいつもと様子がおかしいな?と思うことがあれば早めの受診をおすすめします。
早期発見・早期治療で痛みのない楽しい生活を、可愛い猫ちゃんと過ごしてくださいね^_^