2019.02.14
猫の尿石症
こんにちは。
まだまだ寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
インフルエンザの流行もありますし、体調には十分お気をつけてお過ごしくださいね。
今日はねこちゃんの下部尿路疾患について少しお話したいと思います。
下部尿路とは、尿を貯める膀胱と尿の通り道の尿道のことを指します。膀胱から尿道までのおしっこトラブルの総称を下部尿路疾患と呼びます。
その症状は、頻尿、血尿、排尿困難、排尿時の痛み、不適切な排尿などが主な症状になります。
下部尿路疾患の原因はいくつかありますが、ねこちゃんで特に多いのが尿石です。
膀胱の中に石が出来てしまい、それが膀胱の壁を傷つけて膀胱炎をおこします。さらに膀胱の石が尿道につまってしまうとおしっこが出ないという最悪の状況になってしまいます。特に男の子は尿道が長く、先の方の尿道は細くなっているので女の子よりつまりやすい構造をしています。
尿石ができてしまうのは、おトイレの環境や生活習慣なども大きく関係していると言われています。おトイレか汚い、他の子が占領してしまう等でおしっこを我慢するようになると、より石ができやすくなります。
また、運動不足や飲むお水の量が少ないとおしっこがより出にくくなり、石ができやすくなります。特に冬は、夏場に比べてお水を飲まなくなるので注意が必要になります。そして、偏ったご飯やミネラルを多く含むご飯は石をつくりやすくする原因にもなります。
もし、ふだんのねこちゃんのおトイレの様子がいつもと違うと感じたらすぐにご相談ください。
そして、今まで特におしっこトラブルはないよというねこちゃんでも、予防の面で、トイレの環境を整えてあげることや綺麗なお水をいつでも飲めるようにすることはとても重要です。
気になることがあればいつでもご相談くださいね。
最後に実家でくつろぐうちのねこちゃんの画像をのせてみました。