2014.08.10
猫白血病について
獣医師の長澤です!
今回は猫白血病についてご説明します!この白血病という病気は人間でもあるように血液の癌と言われる恐ろしい病気の一つです。飼い主様も聞いた事があると思います。
猫白血病ウイルス感染症とは、猫白血病ウイルス (FeLV)を原因とする猫の感染症です。
猫白血病ウイルス(FeLV)は、感染している猫の唾液などに含まれており、口や鼻の中から感染したり、母猫が子猫を産む際にも感染したりします。ウイルスが猫に感染すると、骨髄という部分で増殖します。骨髄では主に体内の血液を作っていますので、結果的に赤血球や白血球、血小板(出血場所を止血する)などの減少や異常増殖を引き起こします。
-
- その症状は急性期と慢性期に大きく分けられます。
-
- 急性期の症状として、感染すれば、1ヶ月前後で急性期の症状が現れます。急性期の主な症状としては、食欲不振、体重減少、貧血、下痢、発熱、脱水、鼻水、口内炎、リンパ節の腫れなどが挙げられます。