動物病院アニマルプラス
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2022.09.24

眼科検診について

こんにちは。獣医師の阪本です。

涼しくて過ごしやすい季節になりましたね。秋の健康診断キャンペーンが始まりますが、今日は眼科検診についてお話しします。

 

人と同様、視力はワンちゃん、猫ちゃんにとって快適に生活を送るうえで重要です。動物においては多くの遺伝性の眼疾患が存在することが知られています。また、加齢とともに発症する眼疾患もあり、早期発見することで病気の進行度を遅らせることができる可能性があります。そのため、全身性疾患を定期的に血液検査でチェックするのと同様に、眼についても定期的な眼科検診を実施することをおすすめします。

 

〇検査内容: 眼圧測定、スリットランプ検査、眼底検査

 

眼圧検査→眼の圧力を測る検査です。当院では点眼麻酔を必要としないトノベットplusという眼圧計を用いて測定します。緑内障の時には眼圧の上昇がみられ、眼内炎症がある時(ブドウ膜炎)には眼圧の低下がみられます。

 

スリットランプ検査→スリットランプとは、双眼型の顕微鏡であり、眼に光を当てて拡大することにより小さな病変を観察しやすくする装置です。また、スリットランプを用いて細い光を眼に当てることにより、前眼部(角膜、前房、水晶体など)を三次元的に観察することができます。散瞳剤を用いて瞳孔を開いた状態で水晶体の濁りの程度を調べることにより、白内障の進行度(ステージ)の評価も可能です。

 

眼底検査→散瞳後、特殊なレンズを用いて眼の一番奥にある網膜や視神経乳頭の状態を評価します。遺伝性の網膜疾患、網膜剥離や加齢による網膜の変性などを調べます。

 

眼科検診の受診をご希望の場合は、診察時またはお電話にてご予約ください。