動物病院アニマルプラス
完全予約制 / 土日祝も診察
  • 診療時間
    月~土   9:00〜12:00/16:30〜19:30
    水・日・祝 9:00〜17:00
  • 休診日
    年末年始
  • 往診・手術
    13:30〜16:30

2024.08.10

被毛と紫外線

こんにちは。トリマーの谷口です。

今年の夏は暑さや日差しが例年よりも厳しいものになっていますが、熱中症になったりはしていませんか?

今回は被毛の役割について少しお話したいと思います。

犬種によって微妙に違う部分もありますが共通していることの一つに紫外線からの防御があります。

被毛が健全な状態であることで皮膚を紫外線から守っているわけですね。

ダブルコートであれシングルコートであれその役割は共通しています。

例えばダブルコートの犬種、ダックスやチワワ、パピヨンなどが挙げられますが、この子たちの毛を短く刈り込んだ場合に皮膚トラブルに繋がる恐れがあります。

あって当然のものが無くなることで機能するはずの防御が失われてしまうのですが、それでも皮膚が頑丈で問題ない子もいれば皮膚炎になってしまったりする子もいます。

また刈り込むことでオーバーコートが伸びなくなることがあります。

アンダーコートだけが伸びてきたり、被毛がまばらに生えたりします。

この場合も防御はうまく機能しない可能性が高いです。

治療の過程で短くしておかないといけない、などの場合には服を上手に活用して体温調節や紫外線からの保護をアシストしてあげると良いと思います。

その子の毛質、毛量や犬種毎の特徴に合わせて最善を提案できるように、という思いで美容をお任せくださるワンちゃんや飼い主様方と向き合えるように今後も努めます。

いつでもトリミングについて気になることなどあればお気軽にご相談ください。