2017.07.01
外耳炎
獣医師の福田です。
今年は梅雨入りはしたものの、空梅雨が続いていましたが、今週になり梅雨らしいお天気になりましたね。
最近診察をしていて、気温の上昇と共に外耳炎のワンちゃんが増えてきたと感じています。
ワンちゃんのお耳の中でも、鼓膜より外側の外耳道と呼ばれる部分は人と違い、L字型をしています。このため、外からは中が見にくく、飼い主さんが外耳炎と気づくのが遅くなることもあります。
お家で気づきやすい症状は、耳の付け根や首の辺りを後ろ足で掻く、耳を床などに擦り付ける、耳あかが増えた、耳付近が臭う、耳が赤い、などが多くみられます。
原因は、犬種、感染、耳の構造の問題、アレルギー、耳ダニなど様々です。
治療法は耳洗浄、点耳薬、飲み薬が中心になり、お家でのワンちゃんの性格や症状によって、飼い主さんと相談しながら決めていきます。
悪化する前に出来るだけ早く治療することが大切です。
皆様のお家の子たちのお耳で気になられた方はお気軽にご相談ください。
最後に、先日アドベンチャーワールドにいた大好きなケープペンギンの写真を紹介します。
とても暑い日でしたが、暑さに負けずに水浴びしていました。