動物病院アニマルプラス
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2014.04.06

耳の病気

獣医師の長澤です。

今回は外耳炎など身近な耳の病気にも関係する耳血腫についてのご説明します! 1396777413169 耳血腫になると、耳介(じかい:軟骨と皮膚で形成されたいわゆる耳の部分)に分泌液や血液がたまることで、耳が膨らんだ状態になります。また、膨らんだ耳は熱をもち、痛みやかゆみをともないます。

【原因】外耳炎などで生じるかゆみなどで耳をかいたり、頭を振ることが要因の1つ

耳血腫は様々な要因があると考えられていますが、明確な原因は分かっていません。耳ダニや外耳炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどによって耳にかゆみや痛みが生じて、耳をかいたり頭を強く振ったりすることで血管が破れ、発症することがあります。しかし、耳の病気が特にない場合でも発症することがあります。また、耳を強くぶつけて打撲したり、ほかの犬に咬まれたりしたときにも起こります。また、確かではありませんが、自己免疫性疾患によっても起こるといわれています。

【治療】切開手術や注射などの方法で分泌液や血液を排出させる。

耳血腫の治療方法として、切開手術や耳にパイプを通す方法、注射による吸引などで液を排出した後に、止血や耳洗浄をしてから、液を排出させた穴を縫い合わせてふさぎます。また、炎症を防ぐためにステロイド剤を、細菌感染を防ぐために抗生物質を投与、新しい治療法ではインターフェロンの投与などの内科的治療を行うこともあります。再発させないためには、かゆみの元となっている病気の治療が重要です。 なお、治療をせずに放置した場合でも耳の膨らみは治ります。しかし、軟骨が変形や萎縮してしまい耳の形がおかしくなってしまうことがあるので、やはり治療を行う方が望ましいといえます。

【予防】耳のかゆみなどを引き起こす病気を予防する

耳血腫の明確な予防方法はありません。したがって、耳ダニ感染症や外耳炎など耳のトラブルを引き起こす病気を予防するよう心がけましょう。