動物病院アニマルプラス
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2026.09.15

同じ景色を見ていても、こんなに違う!👀

私たち人間が見ている世界と、動物が見ている世界は、実はかなり違います。

今回は、**「視野の広さ」と「色の見え方」**に注目して比較してみました。

👤人間の見え方

人間の両目で見える視野は、およそ180°。

そして人間は、赤・緑・青の光をもとに、かなり豊かな色彩を識別できます。

例えば、花の「赤」、葉っぱの「緑」、空の「青」など、色の違いを細かく見分けることができます。

🐶犬の見え方

犬の視野は、人間より広くおよそ240°。

一方で、人間ほど色を細かく識別するのは得意ではありません。

特に赤と緑の区別が苦手で、青や黄色系は比較的見分けやすいとされています。

そのため、私たちには「真っ赤」に見えるおもちゃも、犬にとっては人間とは違った色として見えています。

ただし、

「犬には赤が見えない」=「赤いものが見えない」ではありません。

色そのものよりも、明るさの差や動きなどによって物を見つけていることもあります。

🐱猫の見え方

猫も人間より広い視野を持ち、およそ200°前後。

そして猫の大きな特徴は、暗い場所での視覚に優れていること。

一方、色の識別は人間ほど豊かではありません。

同じニンジンでも、人間が見るような鮮やかなオレンジとは違った、より落ち着いた色合いに見えると考えられます。

猫にとっては、色の違いよりも
**「暗い場所で見えること」や「動くものを捉えること」**が重要なのかもしれません。

🐴馬の見え方

今回、特に注目してほしいのが馬です。

馬の視野はなんと約350°。

ほぼ全周を見ることができます。

これは、草食動物である馬が、周囲から近づいてくる危険をいち早く察知するために重要だと考えられています。

一方で、色の識別は人間ほど豊かではありません。

ニンジンも、人間が見るような鮮やかなオレンジとは違った色合いに見えていると考えられます。

さらに馬では、正面のごく近い範囲など、見えにくい場所があります。

つまり、

「目がいい=人間と同じように、どこでも細かく見える」

というわけではありません。

🥕では、ニンジンはどう見える?

今回の画像では、同じニンジンを

👤人間 → 鮮やかなオレンジ
🐶犬 → 赤みが分かりにくく、黄〜黄褐色系に近い見え方
🐱猫 → より落ち着いた黄〜灰色系の見え方
🐴馬 → 赤みが分かりにくく、黄〜黄褐色系の見え方

としてイメージしています。

ただし、ここは重要です。

これは「実際にこの色に見えている」という完全な再現ではありません。

動物の色覚を写真で完全に再現することは難しく、研究から分かっている色覚特性をもとにしたイメージです。

また、個体差や品種差などもあります。

⚠️ じゃあ、実際に動物と接するときは?

ここが今回、一番伝えたいところです。

私たちは無意識に、

「自分にこう見えているから、動物にもこう見えている」

と思ってしまいます。

でも、実際にはそうとは限りません。

🧸① おもちゃを選ぶとき

「赤いから目立つ!」

と思って選んでも、犬や猫にとっては、人間ほど色の違いが目立たない可能性があります。

おもちゃを選ぶときは、色だけでなく、明暗のコントラストや動きも重要です。

特に犬では、青や黄色系のものが識別しやすいとされています。

🚦② 「赤だから分かる」は通用しない

人間にとっては、

🔴赤=目立つ
🟢緑=違う色

ですが、動物にとっては同じようには見えていません。

そのため、動物用の環境やトレーニングで色を使う場合も、

「人間にとって目立つ色=動物にも目立つ」

とは限りません。

色だけに頼らず、コントラスト・形・動き・音・匂いなど、その動物が得意な感覚も利用することが大切です。

🐴③ 馬に近づくときは「どこから見えているか」を考える

これは色覚以上に大切です。

馬は非常に広い視野を持っていますが、全方向を同じように見ているわけではありません。

人間からすると「すぐ近くにいるから当然気づいているだろう」と思っても、馬からすると見えにくい位置にいる可能性があります。

だから馬に近づくときは、

「自分が馬からどう見えているか」

を意識することが大切。

👀 ④ 「怖がっている」「見えていない」を人間の感覚だけで判断しない

これも意外と重要です。

動物が何かを避けたり、急に驚いたりしたとき、

「そんなに怖いものじゃないのに」

と思ってしまうことがあります。

でも、その動物にとっては、

私たちとは違う視野・色覚・明るさ・動きの捉え方

で見えているかもしれません。

🌏 同じ世界に生きていても、「見えている世界」は同じじゃない。

犬には犬の。
猫には猫の。
馬には馬の。

それぞれの体に合わせた**「見えやすい世界」**があります。

動物を理解するということは、
人間の感覚を当てはめることではなく、

「この子からは、どう見えているんだろう?」

と一度考えてみることなのかもしれません。

それだけでも、動物への接し方は少し変わってきます。🐶🐱🐴

「自分と動物では、見えている世界が違うかも」と思った方は保存しておいてください📌

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※視野の角度や色覚には個体差・品種差があり、研究によって数値にも幅があります。画像の色や景色は、それぞれの特徴を分かりやすくしたイメージです。