2026.09.20
【猫の慢性腎臓病と「腸内環境」】
「腎臓病なのに、腸内環境?」
そう思われる方もいるかもしれません。
実は近年、腸と腎臓はお互いに影響し合っていることが分かってきています。
この関係は「腸腎連関(ちょうじんれんかん)」と呼ばれ、慢性腎臓病(CKD)の新しい治療ターゲットとして注目されています。
今回は、
CKDと腸内細菌にはどんな関係があるのか
腸内細菌が作る「尿毒素」とは?
なぜ腸活が腎臓病のケアにつながる可能性があるのか
について解説します。
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CKDの猫では腸内細菌も変化する?
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研究では、健康な高齢猫と比較して、CKDの猫では腸内細菌叢の多様性や豊富度が低下していることが報告されています。
つまり、腎臓だけではなく、腸内環境にも「乱れ」が起こり、CKDの猫では腸内細菌が作り出す代謝物にも変化がみられること。
その代表が「インドキシル硫酸」などの腸由来尿毒素です。
これらは、腎臓から排泄される必要があります。
ところが腎機能が低下すると排泄しにくくなり、体内に蓄積していきます。
そして、
腎機能が低下
↓
尿毒素を排泄しにくくなる
↓
体内に尿毒素が蓄積
↓
腸内環境にも変化が起こる
という悪循環が生じる可能性があります。
実際、猫ではIRISステージ2の段階から、健康な猫より腸由来尿毒素が高かったという報告もあり、腸内環境の変化はCKDの比較的早い段階から起こっている可能性があります。
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腸内細菌は「毒素」だけを作るわけではない
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腸内細菌が作る物質には、悪いものばかりではありません。
代表的なのが、
「短鎖脂肪酸(SCFA)」
です。
食物繊維などを腸内細菌が発酵すると、
・酢酸
・プロピオン酸
・酪酸
などの短鎖脂肪酸が作られます。
短鎖脂肪酸は腸管上皮のエネルギー源になるだけでなく、免疫調節などにも関わっています。
つまり、
「腸内細菌が何を作るのか」
ということが、全身の健康にも関係している可能性があります。
一方で、腸内環境が乱れると、インドキシル硫酸などの腸由来尿毒素が増える方向に働く可能性があります。
だからこそ、
「腸内細菌を整えることで、腎臓病の悪循環を少しでも改善できないか?」
という考え方が注目されています。
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そこで「イムノフローラ」
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当院では、こうした腸腎連関に着目して、「できるだけ毎日続けやすい腸活を」
という考えから、オリジナルの腸活サプリメント
「イムノフローラ」をご用意しています。
イムノフローラの特徴は、
乳酸菌素材「FK-23」+ プレバイオティクス「ケストース」の組み合わせです。
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FK-23って?
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FK-23は、**エンテロコッカス・フェカリス菌を加熱処理した乳酸菌素材(死菌)**です。
生きた菌をそのまま届けるタイプではなく、加熱処理された乳酸菌素材を利用します。
FK-23については、犬のアトピー性皮膚炎などで研究が行われているほか、腎臓についても研究が進められています。
そして、FK-23およびLFKについては、
「慢性腎臓病の進行抑制効果」
に関する特許も取得されています。
「腸腎連関という新しい考え方に基づいて、CKDのケアをサポートする選択肢」
としてご提案しています。
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ケストースも一緒に
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イムノフローラには、FK-23に加えてケストースも配合しています。
ケストースはプレバイオティクスとして、腸内の細菌に利用される成分です。
つまり、
FK-23
+
ケストース
という、**「菌を届ける」だけではなく「腸内細菌が利用できる環境も考える」**組み合わせになっています。
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CKDの猫に「腸活」という選択肢
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慢性腎臓病は、薬を一つ飲めば解決する病気ではありません。
腎臓病療法食
水分管理
血圧・尿蛋白の管理
リンなどの管理
必要に応じた薬物療法
そして腸内環境へのケア
など、いくつもの方向から支えていくことが大切です。
腸と腎臓の関係は、まだ研究途上の分野です。
だからこそ、これからの研究に期待されている分野でもあります。
「うちの猫にも腸活を取り入れてみたい」
「CKDのケアとして何かできることはないかな?」
という方は、まず現在の腎臓の状態を主治医の先生に確認してもらい、そのうえで腸活という選択肢について考えてみてください。
イムノフローラは、毎日の腎臓病ケアに“プラスする”選択肢のひとつです。
