2026.08.12
腎臓病の犬・猫こそ「腸」を見直す?|腸腎連関と腸内環境の大切な関係
腎臓の健康と、
「腸内環境」には
深い関係があります
腎臓病のケアというと「食事」や「水分」に目が向きがちです。
しかし近年、腎臓と腸内環境のつながりである 「腸腎連関」にも注目が集まっています。
腎臓病と「腸」がなぜ関係するの?
犬や猫の腎臓は、血液中の不要な物質を尿として排泄する重要な臓器です。
ところが腎機能が低下すると、本来なら尿から排泄されるはずの物質が 体内に蓄積しやすくなります。
腸内細菌は、私たちや犬・猫が食べた栄養素を利用して、さまざまな代謝産物を作っています。 その中には、腎臓から排泄される物質も含まれます。
腸と腎臓をつなぐ「腸腎連関」
腸腎連関(Gut-Kidney Axis)とは、 腸内環境と腎臓が互いに影響し合う関係のことです。
↓
腸内細菌が栄養素を利用
さまざまな代謝産物を産生
腎臓で処理・排泄
尿として排泄
つまり、腎臓だけを見るのではなく、 「腸内環境にも目を向ける」という考え方が重要になってきています。
腎臓病で注目される「腸内細菌由来の尿毒素」
腎機能が低下した犬や猫では、さまざまな尿毒素の蓄積が問題になります。 その中でも研究が進められているものの一つが インドキシル硫酸です。
主に腸内細菌が、食事由来のトリプトファンなどを利用する過程で生じる インドールなどを経て作られる代謝産物です。
その後、体内で代謝され、最終的にインドキシル硫酸となります。
腎機能が低下すると、こうした物質を十分に排泄できなくなるため、 血中濃度が上昇することがあります。
「腎臓が悪いから腸が関係ない」のではなく、 腎臓の機能が低下しているからこそ、腸内環境にも目を向ける。
これが「腸腎連関」という考え方です。
では、腸内環境を整えるには?
腸内環境を考えるときに大切なのは、 単純に「菌を増やせばいい」と考えないことです。
腸内には非常に多くの種類の細菌が存在します。 重要なのは、特定の菌だけを増やすことではなく、 腸内細菌がバランスよく活動できる環境を考えることです。
腸内細菌が利用できる成分を適切に届けることで、 腸内細菌の活動をサポートするという考え方があります。
腸内環境は一日で大きく変わるものではありません。 毎日の食事や生活の中で無理なく継続できることが大切です。
「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」
腸内環境を考えるうえでは、 プロバイオティクスと プレバイオティクスという考え方があります。
プロバイオティクス
健康に有用な働きが期待される微生物などを利用し、 腸内環境をサポートするという考え方です。
プレバイオティクス
腸内に存在する細菌が利用できる成分を摂取することで、 腸内細菌の活動をサポートするという考え方です。
ケストースなどのオリゴ糖も、 プレバイオティクスの考え方から研究されています。
イムノフローラは、 腸内環境を整えることをサポートすることを目的とした 犬・猫用のサプリメントです。
腎臓病の犬・猫では、基本となる治療や食事管理を行ったうえで、 腸内環境についても考えていくことが一つの選択肢になります。
「腎臓だけを見る」のではなく、 腸・腎臓・食事を一つのつながりとして考える。
こんな犬・猫の腸内環境を考えてみませんか?
- 慢性腎臓病と診断され、食事管理をしている
- 腎臓の健康をできるだけ長く維持したい
- 高齢になり、食事や腸内環境が気になってきた
- 便の状態や排便リズムが気になる
- 腎臓だけでなく、体全体の健康管理を考えたい
- 現在の治療や療法食に加えて、できるケアを検討したい
療法食を食べている場合はどうする?
腎臓病の犬・猫では、まず獣医師による診断・治療と適切な食事管理が基本です。
サプリメントは療法食や投薬治療の代わりになるものではありません。
そのうえで、腸内環境へのアプローチを追加することについて、 かかりつけの獣医師に相談してみるとよいでしょう。
まとめ|腎臓だけでなく「腸」にも目を向ける
腸内環境と腎臓は互いに影響し合う「腸腎連関」でつながっています。
インドキシル硫酸など、腎臓から排泄される物質にも腸内細菌が関係しています。
食事療法や必要な治療を基本としながら、腸内環境について考えることも選択肢の一つです。
よくあるご質問
愛犬・愛猫の「腸」から健康を考えてみませんか?
腎臓の健康を考えるとき、腎臓だけを見るのではなく、 食事・腸内環境・生活習慣などを含めて考えることが大切です。
イムノフローラについて詳しく知りたい方は、商品情報をご覧ください。
イムノフローラを詳しく見る本記事は、犬・猫の腸内環境と腎臓の関係について一般的な情報を提供することを目的としています。 イムノフローラは医薬品ではなく、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。 腎臓病などの疾病がある場合は、自己判断で治療や療法食を中止・変更せず、 必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
腸内環境は体の健康の基礎となり、様々な研究が進み今後大きく期待される分野です。
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